2008年3月号「初代リーダーの気まぐれコラムW」
今月は初代リーダーの気まぐれコラムをお伝えします。

第10回コンサートを終えて・・・。

第1回の「蝉」に始まり、第10回「斑鳩」まで、
10年間毎年欠かさずにコンサートを行うことが出来ました。
これも関係者皆さんの力添えなしには、
できなかったものと思います。

第1回コンサートの「蝉」は、
大雨洪水警報が出る程の土砂降りのなか開催されましたが、
多くのお客さんに足を運んでいただいた嬉しさと、
初めての辛い夏練に耐えてコンサートを成功させた充実感とで
感極まってしまったことを思い出しました。

この10年でメンバーも変わりましたが、
コンサートはその時その時のメンバーの思い入れが一杯詰まった
「魔法の宝箱」であることは、10年経った今も変わらないと思います。

この宝箱が、見に来て頂いたお客様だけでなく、
いつまでも出演者の心の中で輝き続けて欲しいと思います。

みんな、ありがとう。

新メンバーの加入

今年も新メンバーが6名、少年部より上がってきました。
そして、2008年3月の時点で残念ながら2人が脱落。
ただ今4名。さて、2・3年後、何人生き残っているか?

和太鼓御響の練習は厳しい。 ホントにきつい。
その練習の厳しさに辞める者が後を絶たない。
「太鼓が好き」だけじゃ、あの練習には耐えられないだろう。
そして、生き残った志あるものが
ここでの存在価値を見出すことが出来るのかも知れない。

ライオンの子供の話じゃないが、
崖から何度でも突き落としてやるから、
その度にしっかり上がって来い。
その時身につけた脚力は、
人生の苦しくなった時、いつでもお前達をを助けてくれる。
9回の裏、逆転必須の場面で登場するピンチヒッター。
必ずスタンドイン。
俺はそう教えてもらった。

がんばれよ!新メンバー!

副リーダー酒井がモデルに!(笑)

一昨年出場させて頂きました陸前高田の太鼓フェスティバルの
平成19年度版ポスターになんと副リーダーの酒井が大きく載っていました!
たぶんモデルが良かったから今回のフェスティバルは
大盛況に終わったはずです。(笑)

太鼓の甲子園の呼ばれる陸前高田の太鼓フェスティバルに
出場させて頂いた時は、大変興奮したことを覚えています。
前半の部のトリで演奏させてもらい、
アンコールが起こる程、会場が盛り上がりました。

和太鼓御響の演奏は他の太鼓団体とは特徴が大きく異なるため、
見る人の印象に残りやすいと思います。
商品開発等を行う際に「差別化」を図ることは大切なことですが、
太鼓団体でこれを行うのは大変なことだと思います。
実際、やるとなると、かなりの勇気がいり、リスクも背負います。

自分は和太鼓御響のイメージを常に「ぶっ壊す」くらいのつもりで、
いろんなことに挑戦していきたいと思っています。
もしかしたら迷走していたりするかも知れませんが、
今の自分が出来ることをひとつずつ形にしていき、
後々自分がイメージしているものを作り上げることが出来たらと思います。

第6回 東京国際和太鼓コンテスト

平成19年8月26日(日)の大太鼓部門・組太鼓一般の部を観覧してきました。

両部門とも入賞した人・チームはどれも素晴らしかったです。
そんななか、組太鼓一般の部では高校の部活動によるチームが3チーム出場。
なんと、その3チームが2位・・3位・4位と上位を独占。
チームの構成員の太鼓暦はみんな1・2年と浅いが、とても上手でした。
演奏者の日々の努力はもちろんのこと、
素晴らしい指導者・環境に恵まれているんでしょう!(^^

和太鼓が学校教育の場でこんなに広がっているというのは驚きですね。
自分が子供のころでは考えられないことのような気がします。
現在、御響太鼓でも小・中学校で太鼓・お筝等の指導をしています。
子供達が楽しそうに太鼓を叩いている姿を見ると、やっぱり嬉しいですね。

太鼓の未来を創るのは子供達。

え〜と、おじさんも、もうしばらく頑張りたいと思います。(^^;

太鼓に関する本

太鼓の指導者としての自覚を持つるようになったころ、
太鼓そのものについても深く知る必要性を感じ始めました。
太鼓の本を読みあさり、太鼓の製造現場にもあちこちお邪魔させて頂きました。
今でも、勉強は続けているわけですが、
身につけた知識は練習合間等に定期的に話をして、
和太鼓御響のメンバーにも興味を持ってもらうようにしています。

さて、ここでは、太鼓に関する本で、
私がお勧めしたい本をいくつか紹介したいと思います。
(御響太鼓に所属している方でしたら、
いつでも貸し出しますので、お声をかけてください。)

「邦楽器づくりの匠たち」
出版社: ヤマハミュージックメディア
定価:1890円(税込)
太鼓だけでなく、笛、筝、三味線等のことについても書かれています。
太鼓については宮本卯之助商店さんが担当されています。
太鼓の製造工程などについての基本的な知識を有している方が読まれると、
良いかもしれません。その点を考慮すると中級者向けの本かな・・・。
また、この本を読むと宮本卯之助商店の職人さんの気質の高さが窺い知れます。
自分は実際に現場を見学させて頂いたこともありますが、
「宮本の太鼓」はやっぱりすごい!と肌で感じました。

「太鼓職人」
出版社: 解放出版社
定価:1875円(税込)
こちらは大阪の太鼓屋の職人さんが登場します。
この本は太鼓の製造工程についての説明もされているので、
初心者の方から中級者の方まで多くの方が面白く読めると思います。
また、口語体で書かれているので、非常に読み易いです。
また人権という立場から「太鼓」を見つめ直す機会にもなると思います。
お勧めの一冊です。

「太鼓・皮革の町―浪速部落の300年」
出版社: 「浪速部落の歴史」編纂委員会
定価:2100円(税込)
現代の太鼓には、「刳り貫きの太鼓」もあれば、「はり合せの太鼓」もある。
使用する木も国産のものもあれば、外国産のものもある。
太鼓の形も中身も時代と共に変化している。
今の太鼓と昔の太鼓は何が違うのかと疑問に思い始めたとき、
御響には太鼓屋又兵衛の太鼓がある(詳しくはこちら)と師に教えられました。
そして、太鼓屋又兵衛とは何処の太鼓屋さんなんだろう?と興味を持ち、
いろいろと調べていくうちにこの本と出会いました。
この本は大阪渡部村と呼ばれていた場所の歴史を通じて、
いろいろなことが書かれています。
太鼓の本というよりは、大阪渡部村と太鼓屋又兵衛について、
勉強してみたいと思う人向けかもしれませんが、
興味のある方は是非読んでみてください。