2004年9月号「和太鼓御響チャリティーコンサート」
今月は8月22日(日)に行われた和太鼓御響チャリティーコンサート「静の舞」をお伝えします。

リハーサル
和太鼓御響の夏のチャリティーコンサート
年に一日しか行わないコンサート。
そして今年限り、たった一度しか行わない第一部の演目。
そこはメンバーの思い入れが一杯詰まった魔法の宝箱。
若者の祭典であったりするのかも知れません。

毎年行われる和太鼓御響のコンサートの第一部の演奏は
多くの太鼓団体の演奏形態とは異なる、独自の世界です。
その年のテーマとなる物語を、太鼓演奏を通して表現し、
まるでミュージカルのように見えます。




8月21日(土) リハーサル


リハーサルは舞台前日の朝9時から行われました。
太鼓や音響機材の搬入、そして雛壇を組む作業など
スタッフを含め全員で行われます。
そして現場の舞台は、夏休み期間の体育館練習との違いが多く、
各自に与えられるスペースの広さや段差の大きさ、
太鼓の配置換えにかかる時間等、多くの問題を抱え、
予定時間を大幅に超えて、閉館間際まで時間を費やしました。

第1部 静の舞
8月22日(日) 本番当日 開演13:00・17:00 二回公演
満席の会場。
開演時間が近づくにつれ、メンバーの意識も高まり、
控え室の雰囲気も緊張感に張り詰めます。
今年のオープニングは、扇子を持って詩を歌う、静御前の舞で始まりました。
そして神楽鈴で調子を取りながら、お筝の演奏へと繋がります。
お琴は二つ並べて、バチで打ちながら演奏をしています。

コンサートでは合計40台以上もの太鼓を使用。
多くの太鼓の転換作業について、
リハーサルでスタッフとミスの無いように

綿密な打合せが繰り返された為、
舞台ではスムーズに演目が進みました。

川上菜月の
約5分間に渡るソロ演奏は、
会場からの拍手が鳴止みませんでした。(写真右)
他にもメンバー全体で繰り返される振り付け等、
多くの拍手を頂きました。

コンサートの最後は静御前の
「しずやしず・・・・」で終わります。
様々な謂れある‘義経伝説‘の静御前の姿は、
白拍子の立烏帽子、太刀を太鼓演奏の都合で省く等、
御響風に表現されました。
歌が会場全体に届くよう、
小型マイクが衣装に設置されています。

テープではなく当然生声です。
 
衣装は、御響太鼓衣装担当の方が
毎年全員に作って下さるもので、
師匠のイメージする姿となるよう、直前まで手直しを重ね、
今年は出演者18名分の衣装が用意されました。

第2部 手賀沼囃子
左・小瀧涼子。右・寺内美和。高校生コンビの息合った桶胴太鼓にのせ、
大太鼓、締太鼓、筝、チャッパが彩りを添えます。
大きく間を取りながら始まる筝から、激しい五連の太鼓のリズムへ。
少人数で構成されたこの曲は、激しい曲奏の多い御響の曲中で異色の存在感を備え、新鮮に感じられます。

第2部 最終曲夜叉
和太鼓御響の代表作、夜叉。
夏休み期間、全てを注いで打ち込んできたコンサート練習からこの本番当日まで。
いよいよこの曲をもって終幕となります。
今年も沢山のお客様にコンサートを見ていただき、
メンバー全員が心から感謝しております。
練習場所・舞台会場・太鼓・スタッフ・御響太鼓関係者、
そして沢山の声援を送ってくれたお客様に対し、

「ありがとうございました!」